ange~天使が恋した王子様~







「ご注文を承ります」


「俺これで。………………杏は?」


「あ、私も…同じ、もので」


「かしこまりました」

そう言って去っていく店員さん。

ここ、イタリアンだよね…?

メニューとか日本語じゃない…

高そう…

こんな店きたの初めて。


「杏?」


「いや、なんでもない…」


「…………?」

首を傾げたソウくん。

私たちはあまり話すことなく食事を終えた。
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