ange~天使が恋した王子様~



「えー、今年お前らの担当する。よろしくなー」

他人はまさかの2年連続同じ先生だった。


「んで、さっそくだが6月の修学旅行の班決めすんぞ」


「いや、早すぎでしょ〜〜」

「クラス替え当日とか、」


「明日〆切なんだよ。俺は早く済ませる派なんだよ」

クラスからのブーイングだってこの一言で片付けてしまった。

さすが先生…

あんなにやる気なくやられると反抗する気も失せるよ、


「てことで、適当に男女の4人組。

今まで一緒だったやつでも、これから仲良くしてみたいやつでもいい。

好きなやつと組め。

あ、めんどいからあまりとか出すなよー」

めんどいって…先生らしいけど…


「杏、組も?」


「あ、棗‼︎組も組も〜〜」
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