ange~天使が恋した王子様~

あれから3日。

棗とは話さなかった。

ソウくんとは、話し掛けられれば、返事をするだけになって、朝一緒に来ることはなくなった。

私が避けていた。

そして、1人で過ごすお昼休み。

私は、ふと中庭を通った。

今思えば、なんでこんなことしたんだろう。

いつもは誰もいない中庭。

通ったこともない中庭。

いつもどおり通らなければ……あんなに苦しむこともなかったのに……。
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