ange~天使が恋した王子様~
それから数日が経って、それからか、ソウくんの様子がおかしくなっていった…。
「ソウくん‼︎ソーウくん‼︎」
「…え?」
帰り道、一緒に帰っていた。
「またぼーっとしてる」
「あ、悪い」
「なにか、あった…?」
「いや、なにも…」
「最近おかしいよ?」
「なにもねぇから、気にすんな」
優しく笑って頭を撫でたソウくん。
その言葉の意味は、ひとつだけじゃないこと、そのときの私は気がつかなかった。