ange~天使が恋した王子様~
「よかった……今年から隣の駅の時計台の近くでツリーの点灯やるの知ってるか?」
家の前までついて、門の前で立ち止まったソウくんは言った。
「あ、うん。意外と大きなツリーらしくて、棗も言ってた」
「それ、見に行くか」
「え⁉︎」
ソウくんがツリーの点灯に誘ってくれるなんて…
「ん?違う方がいいか?」
私はブンブンと首を振った。
「嬉しい‼︎行きたい‼︎」
「ん。じゃあ駅の時計台の前で5時に待ち合わせな」
「うん‼︎」