ange~天使が恋した王子様~


「で、お前の話は?」


「実は……私も、クリスマスに会いたいって言おうと思ってた」


「なら、どっちが先でも同じだったな」


「そーだね」

ははは、と笑いあった。


「……もう寒いし入るか」

少しの沈黙の後、ソウくんは言った。


「うん」


「じゃーな」


「バイバイ‼︎」

私は家に入っていくソウくんに手を振った。
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