ange~天使が恋した王子様~


カサッ

三つ折りの紙をゆっくりと開く。


「ソ、くん」


「うん?」


「ソウ、くん」


「ん?」


「ソウ、くん」


「ん」

名前を呼び続ける私。

ちゃんとそれに応え続けてくれるソウくん。


「わ、たし……」

涙でなにも言えない。


「ん、わかってるよ結果なんて」

苦笑して言うソウくん。


「ふっ、うぅ〜〜」

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