ange~天使が恋した王子様~


「あ、ごめんなさいね。杏樹よね?」


「………はい」


「杏樹、朝から出かけたのよ。

携帯だけしか持ってなかったからあまり遠くには行ってないと思うけど…」


「わかりました、ありがとうございます」


「いいえ」


「失礼します」

俺が軽く礼をして歩き出すと、


「あ、奏斗くん!」

紗江さんに呼び止められた。
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