ange~天使が恋した王子様~



「なぁ、誤解、解けた?」

しばらく止まった後、小さく杏が頷いた。


「それでもまだ、怖いか?」

杏がまたゆっくりと頷いた。


「いつか、ソウくんもきっと離れてく」


「離れねぇよ」


「みんなみたいに、いなくなっちゃう」


「杏………」


「いつか………」

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