その身は凍る
*
男はその日、昼頃に目を覚ました。
大きなあくびをして寝呆けたまま、Tシャツに色褪せた緑色のカーゴパンツに着替えると玄関を出た。
覚束ない足取りで向かったのは、アパートから3分程で着くコンビニだった。
コンビニに入るなり、男が手にしたのは就職情報雑誌だった。
2週間前に仕事を辞めて、それから毎日の様に同じ行動を続けている。
「・・・今週もダメだな」
そう呟いて雑誌を元の場所に放り込む様に戻すと、男は寝癖のついた髪をボリボリと掻きながら弁当コーナーに向かった。
長いあくびをしてから悩んだように弁当を物色しては、毎回同じ唐揚げ弁当を手にしてレジに向かう。
そして愛咽しているタバコを店員に言って、あくびをしながら会計を済ますとコンビニを後にした。
大きなあくびをして寝呆けたまま、Tシャツに色褪せた緑色のカーゴパンツに着替えると玄関を出た。
覚束ない足取りで向かったのは、アパートから3分程で着くコンビニだった。
コンビニに入るなり、男が手にしたのは就職情報雑誌だった。
2週間前に仕事を辞めて、それから毎日の様に同じ行動を続けている。
「・・・今週もダメだな」
そう呟いて雑誌を元の場所に放り込む様に戻すと、男は寝癖のついた髪をボリボリと掻きながら弁当コーナーに向かった。
長いあくびをしてから悩んだように弁当を物色しては、毎回同じ唐揚げ弁当を手にしてレジに向かう。
そして愛咽しているタバコを店員に言って、あくびをしながら会計を済ますとコンビニを後にした。