彼の胸の中で。


昨日の私は何を考えてたかな。


いつだって隣にある愛しい温もりに甘えすぎてたんだよ。


いつも私を守ってくれてた君がいるから。


だから今度は、私が君を守ろう。



「そう言えばもうすぐテストだな」

「あ"! せっかく忘れてたのに…」

「勉強しねぇと留年になるぞ〜」

「お兄ちゃんだって勉強しないとでしょ!」

「俺はYDKだからいいんだよ!」

「私だってやれば出来るもん!」



――どんな関係になったって、君の笑顔を見ていられるなら、私はそれだけで幸せだから。


この想いはまだ割り切れなくても。


明日からは少しずつ元に戻ろう。


まだ私の気持ちが彼の胸の中で溺れていたとしても――…。




fin.

< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

君とだから、歩いて行きたい。

総文字数/32,392

恋愛(純愛)55ページ

表紙を見る
君色に染まる恋

総文字数/8,818

恋愛(純愛)23ページ

表紙を見る
ナンカイレンアイ

総文字数/1,356

詩・短歌・俳句・川柳10ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop