彼の胸の中で。
少し寒い今日は、もう10月上旬。
季節なんて気にしない。
今日が寒くても気にしない。
制服のブレザーを脱ぎ、淡いピンクのシャツをも脱ぐ。
露わになるのは、少しピチッとした黒のタンクトップと、ハッキリと分かる私の谷間。
「蜜、寒くねぇの?」
心配そうに聞いてくる満に笑顔を向けた。
「満が温かくしてくれるでしょ?」
「……っアホ」
少し照れた顔でそう言った彼は、綺麗な人差し指を私の谷間に差し込んでくる。
「んっ――」
とても綺麗で冷たい満の指が私の谷間で上下に動く。
「もう感じた?」
意地悪く耳元で尋ねてくる満には教えないもん…。