Situation~図書室…~
席に付くと目の前のカップルがいちゃつき始め、

勉強どころではない状態だったので、大学近くのカフェで

やろうと、その本は借りて、図書室を出た。




「おーい、なんだもうお帰りなのかぁ~。」




後ろから美知子が追いかけるようにして、声をかけてきた。




「なんだよぉ~そうじゃねぇよ、居づらいから、あそこのカフェで

続きしようかなと思ってさ。」




「そうなんだ、それは失礼、失礼。じゃあ私も一緒しようかな。」




といって、さっさと荷物をまとめて、付いてきた。




そのカフェにはいつも、サークル仲間とは行かず、一人で行く事が多く、

誰かと一緒に行くのは誰と言うわけでもなく、緊張した。




誰にも教えたくない、居場所というものか。




カフェに入り、置くのソファー席に座った。




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