Situation~図書室…~
メニューが決まり、店員さんい告げると、お互い無言になり

集中した。




オーダーした飲み物が届くと、それが解放された。




「あっ、なかなか美味しいねっ、ここのカフェモカ。なんか他のとちょっと違うかも。」




美知子は少し、聞き出そうとわざと大げさに言った。




「そう、誰かもそんな事言ってたなぁ~。」




その誰かとは、元カノジョでしょと言いたいのを我慢して美知子の追及は続く。




「やっぱり、その人よく分かる人だなぁ~。でどんな人なのその人。」




「そうだなぁ~、まぁカワイイ感じで、少し気が強い感じの子かな…。」




知らず内にのせられた勇次は、それに気付かず静かに話し始めて。

美知子も出来る限り、自然に聞いた。




「よく来たの、その子とは。」




「そうだなぁ~、週に2回は来てたかな。」




美知子は書きながら、聞いていたが、勇次は思い出しながらコーヒーを飲みながら

語っていた。




「じゃあ、かなり常連さんじゃない。それドレくらい前なの。」




「そうだなぁ~大体1年くらい前かな、丁度入学して、夏前にはよく

 来ていたし。」




「じゃあ、かなり前だねっ、それからは一人でも来ているの?」




「雰囲気もいいし、まぁ~一人でも来てもいいかなという感じだしなぁ。

 ほら周り見ても、あんまし同じ学校のやつらいないだろ?」




「そうだねっ、なんでだろう、こんな良い所なのに…。超穴場じゃん。」




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