私のいとおしい残念な男達
「あら、今日はもう会社の人のとこに泊めてもらうってさっき電話があったわよ?」
「会社の人のうちに………?」
遠目から見た愁士が『主任』と呼んでいた女性のお家だろうか?
「……愁士、彼女が出来たかもよ、お母さん」
黒木と愁士が実は仲良しだったと聞いてもピンッとこなかったが
考えてみれば、和馬の事で何も家族からの追求されなかったって事は、少なからずその事をみんな知っていたのではないか……………?
それならそれで私だって反撃させてもらう
「なんか、その相手はぁ………」
今日見た、愁士の相手の事をすべて私なりに母親に話してしまおう
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【プリン美味しかった。完食】こなつ
お風呂から出て、貰ったプリンに気がついて食べた空の容器の写メと一緒にメールした
そしたら、すぐに同じようにメールが返ってきた
ハル【今家に帰ってきた】
ハル【電車の中で喰った】
その後私と同じように、プリンの空の写メが
………電車の中で食べたんだ
本当にプリンは大丈夫だったのか?
【美味しかった?】こなつ
ハル【甘い】
そりゃプリンだもん
その後も、簡単なやりとりをしてからベッドに入った
こんなくだらないやりとりなのに
楽しかった
後ろ髪ひかれる気持ちはまだ少し残ってはいるけど
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