ただ、好きなだけだった。



私の声に母親は一瞬怯んでるようだった…。



「なっなによ。言いたい事あるなら言ってみなさいよ」


「……じゃあ言ってあげるよ。ひとまず私に謝ってくれる?ストラップも壊されて…腹も蹴られて……テメーさっさと謝れやっ!」


怒りがおさまらなかった。

お腹を蹴られた事なんかよりも私は、ストラップを壊された事がどうしても……許せれなかった。
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