ただ、好きなだけだった。



変わらない母。


変わらない家。



そこに私を導いた、


変わらなく馬鹿な姉。



全て嫌いなものばかり、



嫌いで嫌いで…


だから私は家を出た。



なのに何でかな…?


何で私は今ここに
いるのかな…?



何で姉ちゃんは
こんな私を…


この家に必要のない私を…



連れ戻しに来たのかな?



不思議でしょうがない。




私の大嫌いな家に、
私は今いるんだ…



そう思うだけで、
吐き気がする



気持ち悪い、私の家


この家の住人。


家族とは認めたくない。



私が世界で1番…

嫌いなモノ達。
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