ただ、好きなだけだった。
栗崎家

いとこ



翌朝……。



私には行かなければいけない所があった。




それは、いとこの家。



私はもう1度目の家出以来、家出する時はいとこの家と決めていた。




いとこは私に、おいでと言ってくれたから……。




いとこは辛くなったら家においでと言ってくれた。




私を……必要としてくれた。
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