ただ、好きなだけだった。
「……おはよう」
……………。
って!!!皆寝てるしっ!
「おぃおい……」
ぁーあっ。つっまんねーの!
「ふぁあー。おー紗由おはよー」
おー!誰か起きたっ♪
「あっ!!!飛鳥ママおはよー♪」
1番先に起きたのは、さすが大人!飛鳥ママだった。
「飛鳥ママぁー!!!昨日ありがとうねっ☆紗由もう行くから!また来るっ♪」
「ぇえー!紗由どこ行くの…?家じゃぁ……ないよね?」
うん……。
家じゃない。
家じゃぁ……ないよ。
「家じゃないよっ!」
私は精一杯の笑顔で言った。