あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

(何なのよ――。周りの女子…!穂乃果とか、悠とか、穂乃果とか穂乃果とか穂乃果とか!
可愛いのは分かるけど、ノロケ自重しろって感じ!)

「穂乃果の、バカーー!ちょっとは、人の気持ちも考えろー!」

いつの間にか、私は空に向かって叫んでいた。

(スッキリした…でも、さすがに言い過ぎたかな…。)

肩まである髪の毛を手でいじり、気持ちを落ち着かせた。

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