あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

(相変わらず、元気だけど掴めないなぁ…。)

そう思っていると、やっと永遠が来た。

「美唄、早いね!

…まだ十五分前だよ。

待たせちまったかな?…ごめん。」

「……」

私は、永遠は何も悪くないのに、そっぽを向いた。

分かってほしいけれど言いたくない時だってある。
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