あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

永遠の彼女として横にいる気恥ずかしさと、思わず他人のふりをしたくなるような

金魚すくいへの熱情。

(永遠の前世って、猫かな…。)


「はい。」

すくい終わった金魚の手提げビニールを、永遠は迷わず私にくれた。
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