あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

「だから…」

私がそう言ってそっぽを向くと、永遠は

「じゃあ…遠慮なく!」

と、ガシッと手を掴んできた。

手のひらが繋がった瞬間、永遠の熱――体温が伝わってきた。
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