あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

「いま、あおぞらにさわったやつ、

のろいエキスついたー!」

「きゃー!

こわーい!」

そんなことを言ったり、

一人だけ、遊びの仲間外れにされたり。

私は、親にも言えず、人知れずしくしくと泣いていた。
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