あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

「空手習ってる、俺に勝てるやつが、おるわけないやろ。

いいか、もうこれからは、みうのこといじめんなよ。

そんなまねしたら、先生に言いつけてやるしな!」

そんなともくんの言葉を受けたいじめっ子達は、

「ごめんなさぁい!」

と言って、泣きながら逃げていった。

それからは、私がいじめられることはなかった。
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