あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

その話を聞いた永遠は、暫くの間、黙っていた。

(泣いていたのかもしれない)

そして、

「美唄にも、そんなことがあったんだね。

でも、美唄は前を向いていて、凄いよ。

俺も、前を向かなくちゃな。」

「そんな、褒めないでよ。

そうだね、でも、永遠だって前を向いてきているんじゃないかな?」

そんな会話をして、「おやすみ」と言い合ってそれぞれの家で眠りについた。
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