あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

「あのさ~、

この前、光基がウニバーサスのチケット四人分当てたんだけど、

…ダブルデートしない~?」

悠は、楽しさを隠しきれない風にニヤついている。

「だ、ダブルデェーー?!」

私は、予想だにしていなかった悠の言葉に、

一瞬天の川が見えた。
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