あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

「…あのさ、美唄。

クリスマスって、空いてるか?」

「もちろん!」

私は、即答した。

「あのさ、良ければ、

イルミネーションとか、見に行かない?

…二人で。」

「行きたい!

行こ行こー!」

きっと私の目は、輝いていたに違いない。

そんな風に、二人で笑い合った、帰り道。
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