あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

そして、私の目をじっと見つめたまま、

永遠が言う。

「美唄、

――好きだ。大好きだ。」

春人は、静かに優しく、私に近づいてくる。

「は、春人…!」

ドキドキと跳ね上がり、うるさい心臓の音。

私は、静かに目を閉じた。
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