あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

でも、高学年になったある日、

美唄が同級生の男子達からいじめられとった。

俺は、そんなん見てられんくて、

すぐさま叫んどった。

「弱いものいじめはよせ!」

と。

――何でいつも、いじめられるんは優しい子ばっかりなんやろ。

そう考えた俺は、やりきれん思いやった。
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