あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

(やっちまったな…)

そう思った俺は、吹奏楽部が野外練習しているところまでボールを追いかけ

走っていった。

すると、めちゃめちゃ可愛い子が

ボールを拾ってくれた!

茶色のウェーブががったロングヘア。色白。ぱっちりした目。

(フランス人形じゃん!)

――彼女が、穂乃果だった。
< 361 / 731 >

この作品をシェア

pagetop