あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

それからというもの、

俺は毎日のように放課後の練習で、

ボールをわざと吹奏楽部の方に飛ばした。

それを、いつも穂乃果が取ってくれたのだった。

「せ~んぱいっ♡

お名前、伺ってもいいですかぁ?♡」

少しずつ増えていく会話。
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