あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

自分の名前を探す時の、希望と不安に満ちた感覚。

(悠と一緒だ。良かった!)

私はひとまず、胸を撫で下ろした。

しかし、

「美唄、…

離れちまったな…。」

という春人の一言に、がっくり肩を落とした。

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