あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

三年一組の教室に入ると、

悠がこちらに向かって手を振っている。

「美唄~、

こっちこっち~!

良かったね~、私達、また一緒だよ!

永遠と離れちゃったのは、残念だけどね。」

「それな!」

私の気持ちを代弁するように、

横からともくんが入ってきた。
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