あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

私は、春人の手をガシッと掴んだ。

伝わってくる、熱。

その途端、しまい込んでいた愛おしさが、

一気にこみ上げてきた。

「春人…

春人の、バカ―!

ずっと、ずっと、会いたかったよー!」

涙が、ぽろぽろこぼれる。
< 434 / 731 >

この作品をシェア

pagetop