あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

「美唄の隣になりますよーに!」

悠が、両手を合わせている。

「はい、じゃあ席順を発表する!

黒板に書いた席に移動しろー!」

前に立っている大木が、あみだくじを見ながら、
黒板に白いチョークで
一人一人の名字を書いていく。
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