あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

「…嫌です。」

私は、それに反抗する。

「あ?

何言ってるんだ?

じゃあ、言ったとおりにやってみんかい!

大体、一年の時は期待のホープだったお前が、今や後輩に抜かされて選抜に出れないのは、何でか分かるか?

答えは、自分に甘いからだ!」

グラウンドに響き渡る、怒号。
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