あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

そう思って、脚に力が入らなくなってきた時だった。

「悠!

頑張れ!頑張れ!」

「ゆーう!

もうちょっと!

いける、いける!」

観客席から、聞こえてくる元気な声援。

(へ?)

私は、声がする方を見た。
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