あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

どんどんと、周りの選手を追い上げていく。

(まだ、いける…!)

そして、フィニッシュ!

タイマーを持ってゴール地点に立っていた大木が、

叫んだ。

「浜崎!

よくやった!

今のタイムは、浜崎の自己ベスト――だけでなく、このチーム内で一番だったぞ!

今のお前からは、楽しさを感じた!

それだ、それなんだよ。」

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