あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

俺を乗せた飛行機は

宙高く舞い上がり、

瀬戸内海の海沿いの商店街にあった俺の家から、

見る見るうちに遠ざかっていった。

(だから今は、さよなら…)

青い春の涙の粒が、

永遠に混じることのない空へと舞った。
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