あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

しかし次の瞬間、

私達に細長い刃物のような黒いものが降ってきて、

彼の体は血まみれになり、

苦しみの中、もがきだした。

手足をジタバタさせ、

「ウぁァーーッ!」

と叫んでいる。

私だけ、助かるのだ。
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