あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

「え、…

覚えて、ないんですか…?」

俺は、たじろいだ。

「はい、

…一体、あなたは誰ですか?」

「永遠 春人です、永遠 春人。

高校生の時、あなたと同じクラスだった。」

一生懸命思い出してもらおうとしたが、

…無理だった。
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