あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-
★今回は"解説"として、三つの点に注目して書きたいと思います。
まず、一つ目は「視点」についてです。
この作品は、主に
主人公である女の子
――青空 美唄(あおぞら みう)の視点で描かれています。
ですから、"委員長メガネ"や"大食いデブ"といった呼び方は
美唄の主観です。
(それを、「青いアセロラ」にて、根倉 学志は"汚い言葉遣い"と言っています)
ところが、たまに話によって視点が変わる時があります。
それは、「永遠 春人(とわ はると)の憂鬱 1」、「永遠 春人の憂鬱 2」、「永遠 春
人の憂鬱 3」、「永遠 春人の憂鬱 4」、<番外編>と題されたシリーズ、「春人・新
しい季節」です。