あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-
<夏>君と歩いた海岸沿い
浮ついた日
"コケコッコ―!"
私は、鶏の声のアラームで、ぱちっと目を覚ました。
窓からは、朝の優しい木漏れ日が差し込んでいる。
昨日は、あの後お風呂に入ってから、自分の部屋に着くと、うとうとしてしまったらしい。
(それからは、記憶がないや。)
そういえば、昨日はCyclamenに宣戦布告されて焦ったけれど、意外と良い人なのかも…?
なんて考えながら着替えて、朝のニュース番組を付ける。