あほじゃだめなんですか?
「戻って…くるよね?」
「わからない」
…ちょっと。
頭が回らない。
だって…
…ねえ?
「心配はしなくていい。なんとかするから。お前は学校に行きなさい」
「…うん」
ほんとは学校になんていってらんないけどなんとかするって言ってるし。
朝ご飯はコンビニかな。
のんきでごめんあそばせ。
「じゃあ行ってくるね」
あたしはリビングを出る。
お父さんは俯いた。
やっぱちょっとショックなのかな。
はきなれたローファーに足をつっこみながら家を出た。
最初はこのローファーをはくと痛かった足も慣れてきた。