俺様上司に、永遠の愛を誓え
メイクが済んで、スタッフさん達が気をきかせて出ていって、控え室に2人っきりになる。

「やっと、2人だけになれたな…」

と、部長が私と向き合ったところへ、ノックの音がして、


松岡部長が現れたーー。


「あっ…ヤバい! タイミング最悪だろ…これ…」

松岡部長が舌打ちをして、出ていこうとする。

その腕を、新藤部長がつかんだ。


「待てよ…おまえ、何しにきたんだよ…」

「何しにって、それは……」

言葉を濁す松岡部長に、

「まさかまた、彼女に手を出そうとか思ってたんじゃ、ないだろうな…」

と、低い声を浴びせた。




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