俺様上司に、永遠の愛を誓え
「おいしくはないが、食える」
言って、部長がもう一口を運んだ。
「だから無理に、食べなくても……おいしくないのに……」
「おまえも座って、食べろよ」
促されて、向かいの席に座った。
お皿に目を落として、食べるのをためらっていると、
「……おまえが、俺のために作ってくれたんだろ?」
そう言って、部長が私をじっと見た。
「……だったら、どんな料理でも、食えるから…」
「そんなやさしいこと…言わないでください…」
わけもなく、涙が流れてきた。