俺様上司に、永遠の愛を誓え

「……それって、どれくらいの間……」


「わからない…」と、部長が首を振る。

「そこの支社の営業成績が持ち直すまでは、当分帰れない…」


「そんな……でも、いくら遠くても、週末には……」


「本社からは、数時間以上の距離だ…。…そんなに頻繁には、戻れない…」


部長が私の手を引っ張って、横に座らせる。


「……俺を、上が買ってくれるのはうれしいが、おまえにまた寂しい思いをさせる…」


「大丈夫ですから…私は……」


「本当にか…?」

と、部長が私の肩を抱き寄せる。


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