俺様上司に、永遠の愛を誓え

「はい…だから、部長は気にしないで、仕事を……」


「ほら…言いながら、もうそんなに寂しそうな顔をしてるだろ……」


頭が胸にぐいっと引き寄せられる。


「おまえが、そんな顔をしてると思うと、俺は……」


「……寂しくても、大丈夫ですから……本当に」

部長の背中に腕をまわして言う。


「だから、私のために部長が困ったりなんか、しないでください…」


「まゆ……」

部長が腕の中に呼びかける。



「……離れがたいのは、俺も同じだ……」



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