俺様上司に、永遠の愛を誓え

「……悪かったな…。こんな誘いなんかかけて……。

……ちょっと対抗意識燃やしてたんだよ……仕事の出来るあの部長に、勝手に……」


そう話して、

「ほら…もう行けよ? もうあんたには、手ぇ出したりしないから…」

と、背中を押し出されて、そのまま無言で駅まで走った。


駅のホームまでたどり着くと、涙がまた流れた。

悲しくて、辛くて、キスをされた唇を何度も手でこすった。




会いたい……圭吾……会いたいっ……


……会いたい!





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